レモンは爽やかな香りと
酸味が特徴的な果物で、料理や飲み物、
お菓子などに幅広く使われます。
レモンにはビタミンCや
クエン酸などが豊富に含まれており、
疲労回復や風邪予防などにも
効果があります。
そんなレモンですが、
実は自宅で育てることもできます。
レモンの木は鉢植えでも
地植えでも育てられますし、
比較的育てやすい果樹のひとつです。
この記事では、レモンの木は
ほったらかしでいいのかや
鉢植えでの育て方について、
詳しく解説していきます。
レモンの木はほったらかしでいいの?
レモンは比較的育てやすい
果樹の一つですが、
完全にほったらかしでいいわけでは
ありません。
レモンの木を上手に育てるためには、
水やりや肥料、剪定などの手入れが必要です。
レモンの木の鉢植えでの育て方とは?
鉢植えを始めるには次のアイテムを用意します。
・苗木より一回り大きいサイズの鉢
・果樹用の培養土
(または赤玉土と堆肥を混ぜた土)
・鉢底網
・軽石
鉢植えの手順は以下の通りです。
1,鉢の底に鉢底網と軽石を敷き、
その上に土を入れる。
2,苗木をポットから抜き、
根鉢をやさしくほぐす。
3,鉢の中央に苗木を置き、
接ぎ木の部分が鉢の上端より
高くなるように土を足す。
4,土を軽く押さえて固定し、
たっぷりと水をやる。
5,風で倒れないように支柱を立てる。
鉢植えの場合は、
冬に室内に移動できるようにすると
良いでしょう。
レモンの木は寒さに弱いので、
屋外に置いておくならカバーをかけて
防寒対策をしましょう。
<水やり>
レモンの木は土が乾いたら
水やりをするようにしましょう。
水不足に陥ってしまうと、
乾燥によって収穫量が
減ってしまうことがあります。
特に夏は水分が蒸発しやすいので、
土の状態を注意深く観察しましょう。
水やりは朝か夕方に行うと良いでしょう。
昼間に水やりをすると、
日光が水滴に当たって
焦げ跡ができてしまったり、
葉が傷んだりすることがあります。
また、水は株元から与えるようにしましょう。
葉から与えるとカビなどの
病気が発生する可能性があります。
<肥料>
レモンの木は肥料食いと言われています。
肥料を定期的に与えることで、
丸々とした大きな実がたくさん
収穫できるようになります。
肥料は年5回
(3月、5月、7月、9月、11月)に分けて、
油かすなどの有機質肥料やゆっくりと
効果を発揮する緩効性化成肥料を施します。
肥料の与え方は以下の通りです。
・3月:春肥として、有機質肥料や
緩効性化成肥料を株元に散布し、
土に混ぜ込む。
・5月:夏肥として、有機質肥料や
緩効性化成肥料を株元に散布し、
土に混ぜ込む。
・7月:夏肥として、液体肥料を
水やりと一緒に与える。
・9月:秋肥として、有機質肥料や
緩効性化成肥料を株元に散布し、
土に混ぜ込む。
・11月:秋肥として、液体肥料を
水やりと一緒に与える。
<剪定>
レモンの木は、植え付けをしてから
およそ2年間は剪定をしなくても
かまいません。
次第に枝が伸び、数が増えてきたら
余分な部分を剪定しましょう。
剪定には、2〜3月が適していると
いわれています。
剪定をすることによって、
まんべんなく日光を取り込めるようになり、
収穫量の増加が期待できます。
また、風通しがよくなるので
病害虫の予防にもなります。
剪定の方法は以下の通りです。
・伸びすぎて絡まっている枝を
付け根からカットします。
・内向きの枝や下向きの枝は優先的に切ります。
・枝の先端は少し残しておきます。
・枝の間隔が均等になるように調整します。
・枝が実に当たって傷つけないように
トゲを切り落とします。
<収穫>
レモンの木は春から夏にかけて実をつけます。
その実の色が、緑色から黄色に変化していく
10月頃を目安に収穫を行いましょう。
実は放っておくとどんどん皮が
厚くなってしまうので、
採り頃を逃さないようにしましょう。
収穫の方法は以下の通りです。
・はさみやナイフで枝から軸を切り取ります。
・実が傷ついてしまうことがあるため、
手でもぐのは避けます。
・収穫した実は日陰で乾燥させてから保存します。
まとめ
今回この記事では、
レモンの木はほったらかしでいいのかや
鉢植えでの育て方についてまとめました。
レモンの木は完全にほったらかしで
いいわけではないことがわかりました。
上手に育てるためには、
水やりや肥料、剪定などの
手入れが必要でしたね。
レモンの木は寒さに
弱いことがわかりました。
鉢植えや庭植えで育てることが
できる人気の果樹レモン。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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