キュウリはウリ科キュウリ属の
つる性一年草およびその果実です。
水分が96%と多く、
栄養素はほとんどありませんが、
サラダに使えば青みと
みずみずしさが魅力的な野菜です。
また、酢の物や漬物などにも
欠かせない存在です。
キュウリは夏野菜の代表格ですが、
時期をずらして栽培することで
初夏から秋まで収穫が可能です。
1株で30本〜40本の収穫が
見込むことができ、
生育スピードが早いので、
肥料切れと水不足を起こさないような
管理をすることが大切です。
この記事では、キュウリの実がならない
理由と対処法について、
詳しく解説していきます。
キュウリ栽培初心者の方は、
ぜひ参考にしてくださいね。
キュウリの実がならないのは日照不足や温度に問題あり?
キュウリは日当たりの良い環境を好む
野菜です。
日照不足だと生育不良を起こしてしまい、
実がならないことがあります。
キュウリを管理するのにおすすめなのは、
南向きや東向きの日当たりの良い場所です。
プランターで栽培している場合は、
日の当たり方に合わせて置き場所を
変えてみましょう。
地植えの場合は、日の当たる時間が
長い場所に定植するようにしてください。
また、栽培環境に問題がなくても、
上の方の葉っぱが日陰となり、
下の実が日照不足となる場合があります。
キュウリの葉は大きく、
つる同士が絡んだりすると、
葉と葉が重なりやすくなってしまいます。
最初は問題がなかったのに、
途中から様子がおかしくなった場合には
注意が必要です。
株全体を見て、
すべての葉や実に日の光が当たるように
仕立てましょう。
温度もキュウリの生育に影響します。
キュウリは15℃~30℃が適温であり、
それ以下やそれ以上だと
花や実が育ちにくくなってしまいます。
特に高温多湿に弱く、
35℃以上だと雌花が
落ちやすくなってしまいます。
気温調節をするためには、
苗の植え付け時期を調整したり、
遮光ネットや保温シートを
使ったりしましょう。
キュウリの実がならないのは肥料のやりすぎが原因?
肥料はキュウリ栽培で
欠かせないものですが、
与えすぎると逆効果に
なってしまいます。
必要な量以上の肥料をキュウリに与えると、
「肥料焼け」という状態になってしまい、
水分不足を引き起こします。
肥料をたくさん与えたからといって、
キュウリの成長をより
促すわけではありません。
肥料には、窒素やリン酸、
カリが含まれています。
肥料の種類やメーカーによって、
含まれている量が異なっています。
窒素が多い肥料を与えると、
つるや葉ばかりが茂ってしまいます。
この状態を「つるボケ」と呼びます。
つるボケを起こしてしまったキュウリは、
なかなか正常な状態に戻れず、
そのまま実をつけずにシーズンが
終わることも少なくありません。
肥料は窒素やリン酸、
カリが同じだけ含まれているものか、
リン酸が少し多めのものを選び、
与える量や回数も守りましょう。
キュウリは2週間に1回の化成肥料か、
1週間に1回の液体肥料で育てましょう。
与える肥料を間違ってしまうと、
花が咲かないことがあるので
注意が必要です。
また、成長期と収穫期で与える肥料を
使い分けることがポイントとなります。
成長期では苗を大きくする
成分が入った肥料を使い、
実がなり始めたら果実を大きくする
成分が入った肥料を使いましょう。
まとめ
今回この記事では、
キュウリの実がならない原因と
対処法についてまとめました。
キュウリの実がならないのは
日照不足や温度に問題があることが
わかりました。
栽培環境に問題がなくても、
上の方の葉っぱが日陰となり、
下の実が日照不足となる場合が
あるようでしたね。
キュウリの実がならないのは
肥料のやりすぎが原因であることも
わかりました。
必要な量以上の肥料をキュウリに与えると、
「肥料焼け」という状態になって
しまうようですね。
夏野菜の代表格で、
酢の物や漬物などにも
欠かせない存在のキュウリ。
初心者でも比較的簡単に
育てることができます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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