トマトは南アメリカの
アンデス山脈高原地帯原産の
ナス科ナス属の植物やその果実のことを
指します。
ビタミンCやカロテン、
リコピンを多く含んでおり、
栄養や機能性に優れています。
トマトは家庭菜園で
人気の野菜の一つですが、
実際育ててみると実がならないという
悩みを抱える方も多いのでは
ないでしょうか。
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トマトの実がならない原因は
色々ありますが、そのほとんどは
栽培環境や管理方法に問題が
あることが多いです。
この記事では、トマトの実がならない理由と
その対処法をご紹介します。
これからトマトを育てる方や、
今までうまく育てられなかった方は
ぜひ参考にしてくださいね。
トマトの実がならないのは水やりや肥料に問題あり?
トマトは水やりや肥料の管理に敏感です。
水不足になると根や茎が弱ってしまい、
実がつきにくくなります。
逆に水やりが多すぎると根腐れや
病気の原因になってしまいます。
肥料も同様に過不足に
注意しなければなりません。
肥料不足になると栄養不足で
実が小さくなってしまいます。
逆に、肥料過多になると
葉ばかり茂ってしまい実が
つきにくくなります。
<対処法>
・水やりは土の表面が乾いたら
たっぷりと行います。
深型のプランターを使っている場合は、
割り箸を刺して土の湿り具合を
確認しましょう。
・水やりの頻度は実がなると
少なくしていきます。
実がなったら乾燥気味にすることで、
実が甘くなります。
葉がしおれたら水やりをしましょう。
・肥料は植え付け時に緩効性の肥料を施します。
その後は2週間に1回ほど、液体肥料を与えます。
実がついたら、実を大きくするための
肥料に切り替えましょう。
・肥料はカルシウムが入っているものを
選びましょう。
カルシウム不足になってしまうと
根腐れや実が割れる原因になります。
トマトの実がならないのは病気や害虫のせい?
トマトは病気や害虫に弱い野菜です。
病気や害虫によって株全体が弱ってしまったり、
花や実が落ちたりすることもあります。
特に糸状菌が原因となる病気が多く、
うどんこ病
(葉っぱの表面に白いカビが生える病気)や
灰色かび病
(糸状菌が原因で引き起こす病気)などが
挙げられます。
<対処法>
・病気の原因となる菌は
湿度が高いと発生しやすいので、
水やりは適度に行い、通気性を良くします。
・病気に感染した株は
早めに抜き取って処分します。
感染拡大を防ぐために、
健康な株との間隔をあけましょう。
・病気予防のために、殺菌剤や薬剤を散布します。
散布する時期や回数は製品の説明書に
従ってください。
害虫の中でも、タバコガやカメムシなどが
トマトの実に大きな被害を与えてしまいます。
タバコガは幼虫が果実に潜り込んで食べてしまい、
カメムシは吸汁して果実を変形させてしまいます。
<対処法>
・害虫の発生を防ぐために、
防虫ネットや寒冷紗で覆いましょう。
また、草刈りや除草を行って雑草を減らします。
・害虫が発生した場合は、手で取り除くか、
殺虫剤や薬剤を散布します。
散布する時期や回数は製品の説明書に
従ってください。
・害虫を忌避する効果があるとされる植物
(コンパニオンプランツ)を一緒に植えましょう。
例えば、バジルやニラなどがおすすめです。
まとめ
今回この記事では、
トマトの実がならない理由と対処法について
まとめました。
トマトの実がならないのは
水やりや肥料に問題があることが
わかりました。
水やりや肥料の管理に敏感で注意が
必要でしたね。
トマトの実がならないのは病気や
害虫のせいでもあることがわかりました。
トマトは病気や害虫に弱く、
病気や害虫によって株全体が
弱ってしまったり、花や実が
落ちたりすることもあるようですね。
家庭菜園で人気の野菜の一つであるトマト。
自分で栽培することによって、
食卓で手軽にトマトを
楽しむことができます。
簡単に種を入手することができるので、
ぜひ試してみてくださいね。
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