イチジク(無花果)は、
クワ科イチジク属の落葉高木、
またはその果実のことです。
西アジア原産で、
果樹として世界中で広く
栽培されています。
イチジクは、植え付けてから
2~3年ほどで実がなります。
また、海外では100年以上生きている
イチジクの木もあるといわれています。
イチジクは育てやすく
家庭向きの果樹であり、収穫が始まると、
毎日少しずつ長期間収穫できます。
果実は生食のほか、
ジャムにも適しており、
サラダに使われたりもします。
そんな甘くて美味しい
果物のイチジクですが、
自宅で育てていると実がならないことが
あります。
この記事では、
イチジクの実がならない理由と対処法について、
詳しく解説していきます。
イチジク栽培初心者の方は、
ぜひ参考にしてくださいね。
イチジクの実がならないのは湿気が原因?
イチジクは乾燥した気候を好む植物です。
日本のように雨が多く
湿度が高い場所では果実が裂けてしまったり、
カビやバクテリアに感染して
腐ってしまったりすることがあります。
特に梅雨時期に成熟する
夏果には注意が必要です。
湿気で腐る症状としては、
果実に黒い斑点や白いカビが生えてしまったり、
果肉がグズグズになってしまったりすることが
挙げられます。
実がなりかけているのに、
いつのまにか落ちてしまっている場合や、
実がなったもののグズグズになって
食べられない場合は、湿気で腐って
しまった可能性があります。
湿気で腐ることを防ぐためには、
以下のような対処法があります。
・枝を間引いて風通しを良くする。
枝が混みあっていると
空気の流れが悪くなってしまい、
湿気や病原菌が溜まりやすくなります。
枝を間引く際は、
弱っている枝や内側に向かって
生えている枝を優先的に切りましょう。
・果実を収穫するタイミングを早める。
果実が完熟すると裂けやすくなってしまうので、
完熟する前に収穫しましょう。
収穫した果実は冷蔵庫で保存することで
長持ちします。
・雨よけをする。
雨が多い時期には
果実にビニール袋や紙袋をかぶせたり、
ハウスや日除けネットなどで覆ったりすることで
雨水を防ぐことができます。
イチジクの実がならないのは日当たりに問題あり?
イチジクは日当たりの良い場所を好み、
日陰だと実付きが悪くなってしまいます。
日陰に植えていて、
実の数が少なかったり
全く無かったりする場合には
日当たりが原因かもしれません。
日当たりの悪い症状としては、
枝が伸びすぎてしまったり、
葉っぱが大きくなったりすることが
挙げられます。
日当たりを改善するためには、
以下のような対処法があります。
・日陰から日なたに移動させる。
鉢植えの場合は移動させやすいですが、
地植えの場合は植え替える必要があります。
植え替える際は、根を傷めないように
注意しましょう。
・周りの木を剪定して光を当てる。
イチジクの木の周りに他の木がある場合には、
その木の枝を剪定してイチジクに
光が届くようにしましょう。
・徐々に環境を変える。
葉っぱのついた状態で
急に日陰から日なたに移動させたり周りの木を
剪定したりすると、
葉焼けしてしまうことがあります。
可能であれば徐々に環境を
変えるようにしましょう。
まとめ
今回この記事では、
イチジクの実がならない原因と対処法について
まとめました。
イチジクの実がならないのは
湿気が原因であることがわかりました。
日本のように雨が多く
湿度が高い場所では果実が裂けてしまったり、
カビやバクテリアに感染して
腐ってしまったりすることがあるようですね。
イチジクの実がならないのは
日当たりに問題があることもわかりました。
イチジクは日当たりの良い場所を好み、
日陰だと実付きが悪くなるようですね。
育てやすく家庭向きの果樹で、
甘くて美味しい果物のイチジク。
初心者でも比較的簡単に
育てることができます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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