カボチャ(南瓜)は、
ウリ科カボチャ属に属する
果菜の総称であり、
原産は南北アメリカ大陸です。
ミネラルやたんぱく質、βカロテンなどが
含まれています。
かぼちゃは夏野菜の代表格で、
ホクホクとした西洋系カボチャや
煮物や揚げ物に向く日本カボチャなど、
色々な品種があります。
煮物やサラダ、天ぷらなど
さまざまな料理に使うことができます。
7月から8月と夏真っ盛りの時期に
収穫できる夏野菜であるかぼちゃは、
土質を選ばず、病害にも強い野菜なので、
家庭菜園初心者でも比較的簡単に
育てることができます。
家庭菜園でかぼちゃを育てる場合、
種まきの前に種を水につけることが
おすすめです。
この記事では、かぼちゃの種まきの前に
種を水につける理由と方法について
解説していきます。
<かぼちゃ>種まきの前に種を水につける理由とは?
かぼちゃの種まきの前に
種を水につける理由は、
発芽率を高めるためと発芽期間を
短縮するため、
発芽温度の幅を広げるためです。
・発芽率を高める
かぼちゃの種は硬くて
厚い殻で覆われているので、
発芽するまでに時間がかかります。
水につけることで、殻が柔らかくなり、
水分や酸素が内部に浸透しやすくなります。
これによって、発芽する条件が整い、
発芽率が高まります。
・発芽期間を短縮する
水につけることで、発芽するまでの期間が
短縮されます。
通常であれば、かぼちゃの種は
発芽するまでに7~10日程度かかりますが、
水につけることによって3~5日程度で
発芽することがあります。
これにより、育苗期間を
短くすることができます。
・発芽温度の幅を広げる
水につけることで、発芽する温度の幅が
広がります。
通常であれば、かぼちゃの種は
25~28℃が発芽適温ですが、
水につけることで20℃前後でも
発芽する可能性が高まります。
これによって、気温の低い時期でも
発芽させることができます。
<かぼちゃ>種まきの前に種を水につける方法とは?
かぼちゃの種まきの前に
種を水につける方法をまとめていきます。
・一晩水に浸す
最も簡単な方法は、一晩水に浸すことです。
ポリ袋やビニール袋などに
種を入れて空気を抜き、
水を入れて口を閉じます。
その袋を暗所や冷蔵庫などに
一晩置きます。
翌日、袋から取り出して種の水気を切り、
ポットや畑などで種まきします。
・湿らせたティッシュやキッチンペーパーで包む
もう一つの方法は、湿らせたティッシュや
キッチンペーパーで包むことです。
ティッシュやキッチンペーパーを
水で濡らして絞り、その上に種を並べて包みます。
その包みをポリ袋やビニール袋などで
覆って空気を抜き、暗所や冷蔵庫などに
一晩置きます。
翌日、包みから取り出してティッシュや
キッチンペーパーから剥がし、
ポットや畑などで種まきします。
かぼちゃを種から育てるときは、
暖地なら3月初旬頃から4月下旬頃、
一般地なら3月中旬頃から5月中旬頃、
寒冷地や冷涼地なら4月中旬から
6月初旬頃に種まきをします。
かぼちゃの生育適温は
17℃~20℃とされています。
霜が当たる10℃以下の時期は
生育がとまってしまい、枯れる可能性もあるので
十分暖かくなってから種まきや
植えつけをすることが大切です。
まとめ
この記事では、かぼちゃの種まきの前に
種に水をつける理由と方法について
まとめました。
かぼちゃの種まきの前に
種を水につける理由は、
発芽率を高めるためと発芽期間を
短縮するため、発芽温度の幅を
広げるためということがわかりました。
かぼちゃの種は硬くて
厚い殻で覆われているので、
発芽するまでに時間がかかるようですね。
かぼちゃの種まきの前に
種を水につける方法は、一晩水に浸す方法と
湿らせたティッシュやキッチンペーパーで
包む方法があることがわかりました。
7月から8月と夏真っ盛りの時期に
収穫できる夏野菜であるかぼちゃ。
自分で栽培することによって、
食卓で手軽に大豆を楽しむことが
できます。
簡単に種を入手することができるので、
ぜひ試してみてくださいね。
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