ズッキーニは、
ウリ科カボチャ属の一年生の果菜で、
北アメリカ南部からメキシコが
原産地となっています。
果実の外見はキュウリに似ていますが、
かぼちゃの仲間で、一般のかぼちゃよりも
低カロリーであることが特徴と
なっています。
日本でも栽培が可能であり、
5月から8月にかけて開花し、
20cmほどの緑色の未成熟な果実を
収穫します。
ズッキーニは、肉厚で柔らかく、
さまざまな料理に使える便利な野菜です。
ズッキーニを育てる際には、
種まきが重要な作業となります。
種まきの前に種を水につけることで、
発芽率や発芽速度を高めることができます。
また、水につける際に成長促進剤や
過マンガン酸カリウムなどを
加えることによって、病気や害虫に強い苗を
育てることができます。
この記事では、ズッキーニの種まきの前に
種を水につける理由と方法について
解説していきます。
<ズッキーニ>種まきの前に種を水につける理由とは?
ズッキーニの種まきの前に
種を水につける理由は、
発芽率や発芽速度を高めるためです。
ズッキーニの種は大きくて硬いため、
発芽するまでに時間がかかります。
そのため、種まきの前に種を
水につけることによって、
次のようなメリットがあります。
・種の表面がふやけて柔らかくなり、
発芽しやすくなる。
・種の中の水分量が増えて膨らみ、
発芽力が高まる
・種から根が出やすくなり、
苗がしっかりと育つ
・種子休眠を解除して発芽率を向上させる
種まきの前に種を水につける方法とは?
ズッキーニの種まきの前に種を
水につける方法はについて
まとめていきます。
種を選別して傷んだものや
小さなものは除きます。
種を清潔な容器に入れて水(150ml)を注ぎます。
成長促進剤(1滴)や
過マンガン酸カリウム(2g)などを加えて混ぜます。
クエン酸(1つの結晶)で溶液を酸性化させると
効果的です。
室温で8〜10時間ほど種を浸します。
長すぎると発芽してしまうことがあるので
注意が必要です。
水気を切ってポット(9〜12cmサイズ)に2粒ずつ、
指で1cmの深さに押し込んで種をまきます。
軽く土をかけて、たっぷりと水をやります。
保温資材を使って暖かい環境で育苗します。
ズッキーニはツルが伸びませんが、
大きな葉が広がるので栽培には
広い面積が必要です。
次々と実がなるため、
肥料切れにならないように定期的に
追肥して草勢を維持するように
管理する必要があります。
大きなキュウリのような形をしていますが、
丸型やUFO型もあり、色も緑から黄緑、
黄色までとさまざまな品種があります。
ズッキーニは暖かく日当たりの
良い場所で育てる必要があります。
日にしっかりと当てられるスペースを
用意しましょう。
風通しが良いことも重要ですが、
エアコンの室外機から出る風が
直接当たってしまうところは
避ける必要があります。
地植えの場合は、1株あたり1m四方の
スペースがあると安心です。
プランター栽培の場合は、
12号以上の大きめの鉢に1株を
植えるのが目安となります。
まとめ
この記事では、ズッキーニの種まきの前に
種に水をつける理由と方法について
まとめました。
ズッキーニの種まきの前に
種を水につける理由は、
発芽率や発芽速度を高めるためということが
わかりました。
ズッキーニの種は大きくて硬いため、
発芽するまでに時間がかかるようですね。
ズッキーニの種を水につける際に、
成長促進剤や過マンガン酸カリウムなどを
加えることによって、病気や害虫に強い苗を
育てることができることがわかりました。
ズッキーニはツルが伸びないものの、
大きな葉が広がるので栽培には広い面積が
必要であることもわかりましたね。
肉厚で柔らかく、さまざまな料理に
使える便利な野菜であるズッキーニ。
自分で栽培することによって、
食卓で手軽にズッキーニを
楽しむことができます。
簡単に種を入手することができるので、
ぜひ試してみてくださいね。
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