かぼちゃは夏野菜の中でも比較的、栽培に失敗が少ないので、初心者にもおすすめです。
もちろん、かぼちゃの栽培は、種まきや苗の植え付けだけで収穫できるものではなく
コツを覚える必要があります。
そこで、かぼちゃの栽培に失敗しないコツについてまとめてみました。
かぼちゃの栽培に失敗しないための種まき方法とは?
比較的失敗の少ないかぼちゃは、気候の違いで多少異なりますが、
種まきを3月中旬~5月中旬、収穫は6月下旬~9月上旬です。
かぼちゃの栽培で失敗を防ぐには、土壌作り、種まき、整枝、
追肥、人工受粉、病害害対策の6つのコツを押さえます。
さて、かぼちゃと言えば、大きくて畑でないと栽培できないと思い込んでいる人も多くいます。
しかし、実の小さな品種もあり、ポットやプランターでも栽培することは十分に可能です。
また、スタンダードな品種には、西洋種、日本種、ペポ種の
3種類となりますが、栽培方法に大きな違いはありません。
かぼちゃを栽培するには、まず、土壌作りから始めますが、種まきの2週間前に
苦土石灰を撒いて耕しておきます。
その1週間後、耕した土壌に直径30~40cm、深さ30cm程度の穴を掘り、肥料を入れます。
さらに、掘り上げた土にもは、化学肥料や過リン酸石灰を混ぜ、高さ10cm程度の床を
作れば土壌の準備完了です。
かぼちゃの種は、ポットまき、直まきでも、土壌に直径4~5cm、深さ1cmの穴を作り
4~5粒程度まきます。
その後はホットキャップを被せ、本葉が1~2枚の時に2本立ち、2~3枚の時に1本立ちにします。
種まきをして30日後には本葉が4~5枚になりますから、そこでポットキャップも外します。
ここまでくれば、かぼちゃの栽培も第一段階は終了となります。
かぼちゃの栽培に失敗しないためのお手入れ方法とは?
かぼちゃのつるが育ってきたら整枝を行いますが、品種によって方法が異なります。
西洋種では親づる1本に対して子づるが1本となるように整枝するのが基本です。
日本種、ペポ種の場合だと、本葉が4~5枚の時に摘心を行い、子づるを2~4本となるよう、
整枝していきます。
さらに、かぼちゃの実をより大きくするには整枝の後に追肥が効果的ですが、
与えすぎると逆効果になります。
そこで、化学肥料20~30gを根元から40cm程度離れたところに与えます。
また、高確率で大きなかぼちゃの実を収穫するには、人工授粉も効果的です。
人口受粉は雌花が咲いたのを見計らって、雄花の花弁を取って、雌花に押し付けるだけです。
病虫害対策もかぼちゃの栽培には欠かせないコツの一つです。
かぼちゃの大敵と言えば、雨量が少なく乾燥した天候で発生するうどんこ病です。
反対に水捌けの悪い畑や、長雨の際に発生する疫病も厄介です。
これらの病害を防ぐには、つるの下にわらを敷く、果実の下にマットを敷くといった
初期防除が大切です。
かぼちゃはこれら6つのコツを丁寧に実践していけば、高確率で失敗を防げるので、
栽培しやすいと言われているのです。
また、失敗した経験も含めて栽培記録を作ることで、翌年以降も美味しいかぼちゃが
収穫できますよ。
夏野菜の定番であるかぼちゃは、比較的失敗が少なく、初心者でも上手に栽培できるのが特徴です。栽培は気候にもよりますが、概ね3月中旬~5月中旬に種まきを行って6月下旬~9月上旬に
収穫します。
栽培に失敗しないためには土壌作り、種まき、整枝、追肥、人工受粉、病害害対策の6つの
コツを覚えることです。
さらに、翌年以降も美味しいかぼちゃを収穫するには、栽培記録を丁寧に残し、振り返りを
行うことです。
かぼちゃはお手入れが簡単で、とても強い夏野菜なので栽培に失敗が少ないのが大きな魅力です。
まとめ
この記事ではかぼちゃの栽培に失敗しないためのコツとは?知ってるだけで大違い!と
題しましてご紹介してきました。
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