箱根駅伝に出場する際、
年齢制限はありません！
お正月のスポーツ番組の定番といえば
日本テレビ系列で放送されている
箱根駅伝ですよね。
大学生がタスキをつなぐ姿は、
日本人が忘れかけている「和」の心を
思い起こさせてくれることが
人気の秘密です。
2018年の第94回箱根駅伝に、
東京国際大学の渡邊和也選手が、
30歳で出場したことが
大きな話題となりました。
そこで、箱根駅伝の年齢制限や
出場資格について調べてみました。
箱根駅伝の年齢制限と出場資格！
現在、箱根駅伝には年齢制限は
ありませんが、1992年までは
27歳以下までの制限があったそうです。
箱根駅伝といえば、
大学対抗の駅伝レースですから、
18歳から22歳までの選手が出場するものだと
思っている人が大半です。
しかしながら、留学生ランナーなどを見ると、
明らかに年齢が違うような…
さらには、30歳の大学１年生、
東京国際大学の渡邉和也選手のエントリーには
本当に驚きましたね！
箱根駅伝には年齢制限はありませんが、
予選会へのエントリー回数は、
4回までと定められています。
しかも、これは連続4回ではありませんので、
留年や休学を重ねて、
数回おきにエントリーすることも可能です。
さらには、大学院生も出場できますから、
学部とは違う大学院に入り直して、
出場することもできるのです。
この辺りは、各競技の年齢の対する考え方の
違いが如実に現れている部分です。
例えば、サッカーはU-18やU-23など、
年齢制限を定めた大会が
開催されていますから、
選手の年齢に対しては
非常に厳しい見方をします。
その点、陸上競技は年齢を
あまり重視していませんから、
箱根駅伝においても、厳密な年齢制限が
なされていないと考えられます。
年齢制限のないことに
違和感を覚える人もいると思いますが、
大学自体、何歳の人でも学べる場所です。
ましてや、30歳になっても
夢を追い続ける渡邉選手の姿に
勇気をもらった人も多いはずです。
こう考えると、
箱根駅伝には年齢制限は
必要ないのかもしれませんね。
箱根駅伝を30歳で走った渡邉選手とは？
東京国際大学の渡邊和也選手は
30歳にして、第94回箱根駅伝に出場し、
区間7位の記録を残しました。
渡邊選手は1987年7月生まれです。
陸上競技の強豪校である
報徳学園高校を卒業後、
いくつかの実業団で陸上競技を
続けてきました。
実業団時代には数々のレースで入賞を果たし、
2011年には１万メートルで
ロンドンオリンピックの参加標準記録Bを
クリアするほどの成績を残しています。
しかしながら、以降の成績は振るわず、
2016年に東京国際大学の社会人入試に合格し、
2017年から同大の駅伝部に所属しています。
東京国際大学駅伝部は2011年に創部され、
創部5年目に当たる2016年に
箱根駅伝に初出場しています。
創部5年目で箱根駅伝の出場権を
勝ち取ったくらいですから、
今後も大きな成長が見込まれるチームです。
そんな若いチームに、実業団を経験している
渡邊選手が加入したことは、
練習態度やレースに向けた集中力など
数字以上の効果を与えたことは
容易に想像できます。
また、渡邊選手にとっても
学生時代の夢であった箱根駅伝出場できたことは、
自身の選手生活において、
非常に大きな出来事です。
実は渡邉選手のような
ベテラン選手はほかにもいます。
駒沢大学を強豪校に導いた、
大八木弘明前監督は、
24歳で駒沢大学の夜間学部に入学し、
箱根駅伝には3回出場しています。
ちなみに最年長は中央大学の
村社講平選手の33歳で
第17大会（昭和11年）で達成されています。
結局渡邊選手が在籍した4年間で、
東京国際大学は箱根駅伝に毎年出場する強豪校
になりましたので、渡邊選手の影響は計り知れない
ですね！
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まとめ
箱根駅伝には年齢制限はなく、
予選会に4回エントリーするまでは
何歳でも出場できます。
これまでの最年長は、
中央大学の村社講平選手の33歳ですが、
今後この記録を抜く人が出てきても
おかしくはありません。
何歳になっても夢が叶うことを
選手には証明してほしいものです。
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