黒豆は、ダイズの品種のひとつであり、
黒大豆やぶどう豆とも呼ばれます。
種皮にアントシアニン系の色素を
含んでいるため、完熟した豆の外見は
黒色をしていますが、栄養成分的には
通常のダイズと同等となっています。
黒豆はお正月のおせち料理や
お菓子などに使われる美味しい豆ですが、
自宅の畑やプランターで
簡単に栽培することができます。
黒豆は枝豆の完熟したもので、
兵庫県丹波篠山市付近で育成された
「丹波黒豆」や京都府京丹波町の
「和知黒豆」などの品種が有名です。
黒豆を上手に育てるためには、
種まきが重要なポイントとなります。
この記事では、黒豆の種まきの前に
種を水につける理由と方法について
解説していきます。
<黒豆>種まきの前に種を水につける理由とは?
黒豆の種まきの前に種を水につける理由は、
発芽率を高めるためと病気や
害虫の予防をするためです。
黒豆の種は乾燥して硬くなっているため、
そのまま土に埋めても発芽しにくいです。
水につけることによって、
種がふっくらと膨らみ、
水分や酸素を吸収して
発芽しやすくなります。
また、水につけることによって、
病気や害虫の予防にもなります。
水につけた後に消毒液や
薬剤を加えることで、
種に付着している細菌やカビ、
虫などを除去することができます。
これは特に市販の食用の黒豆を
種として使う場合に有効です。
<黒豆>種まきの前に種を水につける方法とは?
黒豆の種まきの前に
種を水につける方法について
まとめていきます。
1、種まき用の黒豆を選びます。
市販の食用の黒豆でも構いませんが、
品質や発芽率が保証されている専用の
種苗メーカーから購入したものを
使うのがおすすめです。
2. 種まき用の黒豆を洗います。
水道水でよく洗って汚れや
傷んだものを取り除きます。
3. 種まき用の黒豆を水につけます。
清潔な容器に水道水を入れて、
黒豆を浸します。
水は黒豆よりも2倍以上多く入れます。
消毒液や薬剤を加えたい場合は、
この時点で入れましょう。
4. 種まき用の黒豆を一晩置きます。
常温で一晩置いておきます。
夏場は暑すぎると発芽して
しまう可能性があるため、
冷蔵庫で保存するか、
涼しい場所に置きます。
5. 種まき用の黒豆を取り出します。
一晩置いたら、水を捨てて黒豆を取り出します。
水につけた黒豆は倍ほどの大きさに
膨らんでいます。
水分が多すぎると発芽しにくくなってしまうので、
キッチンペーパーなどで
軽く水気を拭き取ります。
6. 種まき用の黒豆を種まきします。
畑やプランターの土を耕し、
黒豆を2-3粒ずつ30センチほどの間隔で植えます。
深さは2-3センチ程度で、
土をかぶせて軽く押さえ、水やりをします。
以上が、黒豆の種まきの前に
種を水につける方法です。
7月初旬に種を植え付け、
8月ごろに品種により異なる
薄桃色や薄紫色、白色の花を咲かせ、
9月~10月頃にさやに実をつけます。
そしてだんだんと実が黒く色づいていきます。
黒豆は夏に種まきをして、
秋から冬にかけて収穫することができます。
ちなみに、豆の大きい丹波産の場合、
10月1週目から4週目が一般的な
収穫時期となります。
まとめ
この記事では、黒豆の種まきの前に
種に水をつける理由と方法について
まとめました。
黒豆の種まきの前に種を水につける理由は、
発発芽率を高めるためと病気や害虫の
予防をするためということがわかりました。
黒豆の種は乾燥して硬くなっているため、
そのまま土に埋めても
発芽しにくいようですね。
黒豆は夏に種まきをして、
秋から冬にかけて収穫することが
できることがわかりました。
豆の大きい丹波産の場合、
10月1週目から4週目が一般的な
収穫時期となるようですね。
お正月のおせち料理やお菓子などに
使われる美味しい豆である黒豆。
自分で栽培することによって、
食卓で手軽に黒豆を楽しむことができます。
簡単に種を入手することができるので、
ぜひ試してみてくださいね。
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