大雨などの自然災害で新幹線が遅れ、
別の特急に乗車できなかった場合、
後続便への振替措置が行われます。
もちろん、手数料はかかりませんし、
指定席特急券の場合、
それ相応の措置が行われます。
ここ数年、豪雨災害や地震などで、
新幹線の運転見合わせや運休が
相次いでいます。
こういった場面にいきなり
遭遇してしまうと、
パニックに陥ってしまい、
適切な対応が取れなくなります。
そこで、新幹線が遅延して
乗り継ぎができなかった場合の
具体的な対処法について
まとめてみました。
新幹線の遅延で乗り継ぎ便を変更する場合の対処法とは?
自然災害で新幹線が遅延すると、
次の特急への乗り継ぎが
極めて困難にまります。
特に、数分間で乗り継ぎが
必要な経路だと、
絶望的ですよね。
このような場合、
「乗り継ぎ便を待たせてほしい」
と考える人が多いと思われますが、
あまり現実的ではありません。
一般的にローカル便であれば、
数分間で待つこともありますが、
新幹線などではあまり期待できません。
多くの場合は、
後続の車両に乗り換えるしか
方法はありません。
そこで気になるのが、
便変更にかかる手続きと手数料です。
自然災害の場合だと、
JRの責任だとは言い難いものの、
サービス不履行との観点から、
無料で対応してもらえます。
また、指定席特急券であれば、
後続車両の指定席に
変更することが可能です。
この時、指定席に空きがなければ、
差額なしでグリーン車又は
特急料金の半額を払い戻した上で
自由席に乗車できます。
さらに、目的地に
2時間以上遅れて到着した場合、
特急料金の払い戻しも可能です。
ただし、便を変更する場合は、
遅延を証明する必要がありますから、
早めに車掌や駅員に
申し出ることが重要です。
新幹線が遅延したため乗り継ぎを諦めた場合の対処法とは?
新幹線が大幅に遅延したため、
乗り継ぎを諦めて、
移動を取りやめる場合、
運賃はどうなるのでしょうか。
予約をしていた新幹線が、
出発する前であれば、
当然、払い戻しを行うことができます。
新幹線が出発し、
乗車してしまっている場合は、
払い戻しできないと思いがちですが、
実は払い戻しは可能です。
ただし、
途中の駅で下車するのではなく、
出発駅に戻ることが
条件になります。
そうすれば、
出発駅に戻るための運賃も
含めて無料となり、
全額払い戻されます。
ちなみに途中の駅で
下車した場合は、
その区間までの運賃が差し引かれて
払い戻されます。
この時も、
遅延を証明する必要がありますから、
早めに車掌や駅員に
申し出ることが重要になります。
まとめ
新幹線が遅延したことで
次の特急列車に乗り継ぎが
できなければ、
後続の便に無料で変更できます。
もちろん、
指定特急券を持っていれば、
後続の車両でも指定席に
乗車できます。
後続の指定席に空きがなければ、
差額なしでグリーン車に乗車するか、
指定特急券の差額の払い戻しを受け、
自由席に乗車することができます。
その上、結果的に目的地に
2時間以上遅れて到着した場合、
特急料金の払い戻しができます。
便変更を行わず、
出発地に戻る場合には、
帰りの運賃を含めて無料となり、
運賃は全額払い戻しとなります。
ただし、どちらも遅延証明が
必要となりますから、
車掌又は駅員に速やかに
申し出ることが大切です。
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