びわ湖毎日マラソンでは、例年、3人のペースメーカーが
招待されています。
ペースメーカーとして招待されるランナーはしっかりとした
実績を持った選手が多く、最近ではマラソン王国である、
ケニアの選手が多く招待されています。
日本人では箱根駅伝や東京マラソンで活躍した
設楽悠太選手が2016年にペースメーカーを務めて
話題となりました。
びわ湖毎日マラソンにおけるペースメーカーの役割とは?
びわ湖毎日マラソンには、3人のペースメーカーが
採用されていますが、市民マラソンではありませんから、
先頭集団にだけ採用されています。
2018年大会では、ケニア勢が2人、日本の実業団チームに
所属するエチオピアのランナーが招待されました。
ペースメーカーに招待されるのは、外国人選手が
多いのですが、2016年には箱根駅伝で
お馴染みの設楽悠太選手が
ペースメーカーを務めました。
ほとんどのマラソン大会で採用されている
ペースメーカーの役割は、約30㎞地点まで一定の
速度で走ることで、好タイムが出るようサポートすることです。
また、選手の前を走ることで風除けになるのも、
好タイムをサポートするには重要なことです。
ペースメーカーにとっても、一定のペースで走ることで、
自身のマラソンの練習にもなりますし、報酬がもらえるものも
大きなメリットです。
そのため、ケニアの選手などはペースメーカーで走った1か月後に
フルマラソンの大会に出場することも少なくありません。
いずれにしても、びわ湖毎日マラソンにおけるペースメーカーは、
レースの水準を保ち好記録を生み出すにはなくてはならないものです。
びわ湖毎日マラソンで起こったペースメーカーのハプニングとは?
びわ湖毎日マラソンにおいて、ペースメーカーは
なくてはならない存在ですが、様々なハプニングが
多いことでも有名です。
とりわけ、2015年大会では2つの
大きなハプニングがありました。
まず、一つ目は21kmの折り返し地点で、
ケニア人のペースメーカーが、
コースを間違えるといったハプニングがありました。
本来、折り返し地点でUターンするところ、
猛然と直進してしまったため、
何人かの選手が釣られてコースを間違えたのです。
さらに、ペースメーカーは、本来、1km3分程度で
走らなくてはなりませんが、
この日は悪天候だったことも影響し、3分5秒から
10秒前後のタイムでした。
これに業を煮やした日本人選手が、23km過ぎに
ペースメーカの前に飛び出し
3分ペースで走るよう合図を送るといった
珍しいハプニングが起こりました。
日本人選手からすると、びわ湖毎日マラソンは
世界選手権の代表者を決める、
最後のレースになりますから、
相当な焦りはあったと思われます。
もちろん、ペースメーカーを責めることは
できませんが、いかに大切な役割であるかが、
よくわかったハプニングでした。
まとめ
びわ湖毎日マラソンには、3人のペースメーカーが、
ペースコントロールを行って、好タイムが出るよう
サポートしています。
ペースメーカーに招待されるのは、ケニア勢など
外国人選手が多いのですが、
2016年には設楽悠太選手が招待されています。
ペースメーカーが付くことで、ランナーは好タイムが
出やすくなりますが、ペースメーカーにとっても、
自身の実力アップにもなります。
このことは、その後の設楽悠太選手の活躍を
見ればよくわかりますよね。
また、2015年のびわ湖毎日マラソンでは
ペースコントロールができない上、コースを
間違えるというハプニングがありました。
もちろん、天候や体調面もありますから、
ペースメーカーを責めることは
できませんが、その大切さがよくわかりますね。
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