枝豆は、「畑の肉」と呼ばれる
大豆の未成熟の果実を若採りしたものを
指します。
そのため豆類に分類されず、
緑黄色野菜に分類されます。
また、タンパク質や
ビタミンB1・B2が豊富であり、
ビタミンCも多く、野菜の中でも
栄養価の高いものの一つとして
数えられます。
枝豆は夏の定番の
おつまみやおやつですが、
自分で栽培するとより新鮮で
美味しく楽しめます。
枝豆は家庭菜園でも
比較的簡単に育てられる野菜ですが、
種まきの方法にはコツがあります。
この記事では、枝豆の種まきの前に
種を水につける理由と方法について
解説していきます。
<枝豆>種まきの前に種を水につける理由とは?
枝豆の種まきの前に
種を水につけることは
おすすめできません。
一般的に、種の表皮が硬いものは
一晩水につけてからまいた方がよいと
言われています。
しかし枝豆の種は水につけると
水分が多くなりすぎ、腐敗しやすく
なってしまいます。
これは枝豆の種は栄養分が豊富なため、
カビやバクテリアの発生を
促してしまうからです。
また、枝豆のような大きな種は
呼吸量が多いため、水につけると
酸素不足で窒息してしまうこともあります。
窒息してしまうともちろん、
芽は出てきません。
したがって、枝豆の種まきの前に
種を水につけることは
おすすめできません。
培養土がしっかり湿っていれば十分です。
<枝豆>種まきの前に種を水につける方法とは?
もしもどうしても枝豆の種まきの前に
種を水につけたい場合は、
以下の方法を試してみてください。
・種を水につける時間は短くします。
長くても1時間以内がおすすめです。
・種を水につける容器は清潔なものを使います。
水は常温かぬるま湯を使いましょう。
・種を水につけた後はすぐに蒔きます。
蒔く前に乾いた布やキッチンペーパーで
水気を拭き取りましょう。
・種まき後は土をぴったり密着させます。
発芽するまで水やりは行わないようにしましょう。
また、枝豆の種まきの前に
種を水につける場合は、
以下の点に注意が必要です。
・種は新鮮なものを使いましょう。
古い種は発芽率が低くなってしまいます。
・種まき直後はカラスやハトなどの
鳥害対策をしましょう。
不織布などで覆っておくと安心です。
・種が発芽しなかった場合は
早めに取り除きましょう。
腐ったりカビたりした種は
他の株に影響を与える可能性があります。
・種まき時の土の深さは1cm程度にしましょう。
深すぎると発芽が遅くなったり、
腐敗しやすくなったりします。
枝豆は春に植える野菜であり、
種まきは3月下旬以降、苗の植え付けは
4月~6月、地域によっては
7月に植えることも可能です。
収穫は種まきから約2.5か月で、
だいたい6月中旬~9月下旬頃です。
枝豆は昼と夜の温度較差が
あることで味と実付きが良くなり、
開花以降は乾燥し過ぎると逆に
実つきが悪くなり空鞘も増えてしまいます。
また、枝豆の種は鳥の大好物です。
まだ発芽していなくても、土の中から
取り出して食べてしまうようです。
発芽したものも食べてしまうため、
種まきが終わったら、
本葉が2~3枚出てくるまでは
鳥よけのために寒冷紗(粗く織った布)を
かけておくことをおすすめします。
まとめ
この記事では、枝豆の種まきの前に
種に水をつける理由と方法について
まとめました。
枝豆の種まきの前に種を水につけることは
おすすめできないことがわかりました。
枝豆の種は水につけると
水分が多くなりすぎ、腐敗しやすく
なってしまうようですね。
枝豆の種を水につける際は、
種を水につける時間は短くし、
水につけた後はすぐに蒔くことが
大切ということがわかりました。
注意する点もいくつかあることも
わかりましたね。
夏の定番のおつまみやおやつであり、
野菜の中でも栄養価の高い枝豆。
自分で栽培することによって、
食卓で手軽に枝豆を楽しむことができます。
簡単に種を入手することができるので、
ぜひ試してみてくださいね。
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