男の子の初節句といえば、
鯉のぼりが思い浮かびますが、
最近では、住宅事情から
「いらない」という人が増えています。
初節句の鯉のぼりは
とても高価なものですし、
大きなものを飾ろうと思えば、
広い庭が必要となります。
そのため、
鯉のぼりはいらない
といった人の気持ちも
理解はできます。
ただし、鯉のぼりを飾る意義を
知っておくことはとても大切です。
そこで、初節句の鯉のぼりは
いらないとする理由や
初節句に鯉のぼりを飾る意義などを
まとめてみました。
初節句の鯉のぼりをいらないとする理由とは?
一昔前までは、
端午の節句の季節ともなれば、
数多くの鯉のぼりが
見られたものです。
ところが最近では
鯉のぼりを飾ってある家が
めっきり少なくなっています。
これは、以前と比較して、
初節句の鯉のぼりはいらないとする
過程が増えたことによるものです。
初節句の鯉のぼりは
いらないとする
理由は主に次のとおりです。
・飾るスペースがない。飾るのが面倒だ。
・とても高価である。五月人形で十分。
・誰が買うのかでトラブルになりそう。
・代々引き継ぐことができない。
この中でも、特に深刻なのが
飾るスペース、
いわゆる住宅事情の問題です。
特に都心部では
一軒家を持つことが、
年々難しくなっており、
マンションが主流になっています。
マンションの場合、
ベランダやバルコニーはあるものの、
布団を干すのでさえ
規制があります。
こういった場合、
初節句の鯉のぼりを諦めて
五月人形を飾る家庭も
少なくありません。
すなわち、
鯉のぼりがいらない理由は、
住宅事情が大きく関わっており、
深刻な問題です。
初節句の鯉のぼりが「いらない」場合の対処法とは?
鯉のぼりをいらないとする理由の
大半は住宅事情であり、
とても深刻な問題であることは
間違いありません。
中には五月人形で代用したり、
いらないと考えている人もいますが、
本当にそれで
良いのでしょうか。
そもそも鯉のぼりとは、
男の子の成長や出世を願って
飾るものです。
これに対して五月人形は、
男の子の厄除けを
目的とするものです。
すなわち、鯉のぼりも
五月人形も
端午の節句をお祝いするものですが、
微妙に意味は異なります。
したがって、
できる限り男の子には、
鯉のぼりと五月人形の
両方を用意したいものです。
また、兄弟で使いまわすのではなく、
一人一体が原則であることを
忘れてはなりません。
したがって、小さくとも、
住宅事情に応じた
鯉のぼりと五月人形を
用意したいものです。
まとめ
初節句の鯉のぼりが
いらないと考えている人が
増えていますが、
その大きな理由は住宅事情です。
とりわけ都心部では、
一軒家の購入が難しく、
マンションが増えている中で、
飾る場所がなくなっています。
そこで、鯉のぼりでなく
五月人形で代用することを
考える人もいます。
しかしながら、鯉のぼりは
子供の健康や出世を願うのに対し、
五月人形は厄払いの意ですから、
微妙にニュアンスが異なります。
したがって、鯉のぼりは
いらないと考えないで、
小さくとも五月人形と併せて
初節句には用意したいものです。
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