別府大分毎日マラソンの完走率は、2018年大会では87.53%でした。
2017年大会の完走率が87%を少し
下回る程度でしたから、概ね前年並みとなりましたが、
低い完走率であったことに変わりありません。
別府大分毎日マラソンの完走率が低い理由は様々ですが、
その一つにコースの厳しさや天候などがあげられます。
そこで、別府大分毎日マラソンの完走率が低い理由や
その要因について紹介します。

別府大分毎日マラソンの完走率と制限時間の関係とは?
別府大分毎日マラソンの完走率は、天候などにも左右されますが、
概ね80%台後半で推移しています。
この完走率は、国内の主要なマラソンレースの中では
厳しい部類に入ると言わざるを得ません。
ちなみに国内のメジャーなマラソンの完走率を調べてみると次の通りです。
東京マラソン(2018.2.25)…96.30%
(35,911人中34,575人完走)
大阪マラソン(2017.11.26)…97.80%
(30,011人中29,345人完走)
神戸マラソン(2017.11.19)…96.14%
(19,709人中18,949人完走)
北海道マラソン(2017.8.27)…80.70%
(15,686人中12,659人完走)
名古屋ウィメンズマラソン(2018.3.11)…96.50%
(21,915人中321,145人完走)
別府大分毎日マラソン(2018.2.4)…87.53%
(3,345人中2,945人完走)
こうしてみると、北海道マラソンの80.70%を除くと、
軒並み95%を超えていることがわかりますね。
フルマラソンの完走率を左右するのは制限時間、
気温、コース、参加資格の4つの要因が考えられます。
こう考えると、別府大分毎日マラソンの参加資格は、
一般参加においても、持ちタイムは3時間30分以内が
求められていますから申し分ないといえます。
ただし、制限時間についても出場時間と同じ
3時間30分が設定されているのです。
東京マラソンや大阪マラソン、神戸マラソンなどは、
多くの市民が参加することから制限時間は5〜7時間に
設定されているので完走率が必然的に高くなります。

つまり、別府大分毎日マラソンは、ベストタイムではなく、
平均で3時間30分をクリアできるランナーでなければ、
完走することはできないのです。
別府大分毎日マラソンの完走率と天候・コースの関係とは?
別府大分毎日マラソンが他のマラソンレースよりも
完走率が低い理由は、制限時間が3時間30分と非常に
短いことがあげられます。
別府大分毎日マラソンと同じく、北海道マラソンも完走率が
低いレースですが、制限時間は5時間と比較的長めに
設定されています。
コースを見ても、いわゆる「心臓破り」と呼ばれるような
アップダウンも少なく、完走率に影響するとは思えません。
しかしながら、これだけタイムを崩すのは、ひとえに
気温が高いことがあげられます。
北海道マラソンは、他のマラソンとは異なり真夏に
開催されるレースであることから、完走率に大きく
影響しているのです。
これを、別府大分毎日マラソンに当てはめると、
コース自体に比較的アップダウンは少ないのですが、
海岸線を走るため、海風の影響を受けやすいのが
難点です。

気温については真夏の開催ではありませんが、
真冬の開催になりますから、北海道マラソンとは反対の意味で
過酷なレースだと言えます。
つまり、別府大分毎日マラソンの完走率は、制限時間、コース、
気温に影響を受けていることが、よくわかりますね。

まとめ
別府大分毎日マラソンの2018年の完走率は、
87.53%(3,345人中2,945人完走)
であり、東京マラソンの96.30%などと比較すると、
非常に低いことがわかります。
マラソンの完走率に影響を及ぼす要因としては、
制限時間、気温、コース、参加資格があげられます。
参加資格については、一般参加でも3時間30分以内の
持ちタイムが必要ですから、申し分ありません。
ただし、制限時間も3時間30分であり、加えてコースは
海風の影響を受けやすく、真冬に開催される
レースですから、タイムが伸びにくい傾向にあります。
つまり、別府大分毎日マラソンは、制限時間が厳しく、
コースは海風の影響を受けやすく、また、真冬に
開催されることから、完走率が伸びない過酷な
レースだと言えるのです。
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