別府大分毎日マラソンには、大会独自の賞金はありません。
しかしながら、日本実業団陸上連盟が主催する、
「Project EXCEED」において、
日本記録などを更新すれば褒賞金が授与されます。
最近、マラソン大会で1億円の賞金獲得が
話題となっていますが、実は大会主催者からではなく、
「Project EXCEED」から
贈られていたものなのです。
様々なスポーツの中で、陸上は稼げないと
言われていますが、やはり、1億円というと魅力的な金額です。
そこで、別府大分毎日マラソンの賞金などについて
調べてみました。
別府大分毎日マラソンで賞金1憶円を手にできるのか?
別府大分毎日マラソンで、日本記録を突破すれば、
最高で1億円の賞金を手にすることができます。
日本記録突破でなくとも次の記録をクリアすれば、
ランナーだけでなくチームにも、賞金が贈呈されます。
【男子】
2時間6分59秒以内で
選手に1,000万円、監督・チームに500万円。
2時間7分台で
選手に500万円、監督・チームに250万円。
【女子】
2時間21分59秒以内
選手に1,000万円、監督・チームに500万円。
2時間22分台
選手に500万円、監督・チームに250万円。
一部にレースを除いて、基本的には賞金がでない国内大会で、
これだけ高額な賞金が出ることは極めて異例です。
また、なぜランナーだけでなく、監督やチームにまで
賞金を出すのかというと、全ては2020年東京オリンピックで
日本人選手がメダルを獲得するためです。
高額な賞金が授与されれば、ランナーのモチベーションが
上がるのは当然として、監督やチームにも贈呈されることで、
チームの強化が可能となります。

言わずもがな、マラソン競技は賞金が少なくプロ化も
進んでいない競技です。
それだけに、監督やチームに賞金が出ることで、
運営経費が潤い、チームの底上げやより有望な選手の
発掘にもつながるのです。
別府大分毎日マラソンで賞金1憶円を獲得したランナーはいるのか?
別府大分毎日マラソンで日本記録を突破し、「Project EXCEED」の1億円を
手にしたランナーは残念ながらいません。
最近、1億円を手にしたランナーといえば、東京マラソン2018で日本記録を
更新した、設楽悠太選手が大きな話題となりました。
また、シカゴマラソン2018で設楽悠太選手の日本記録を更新した
大迫傑選手が1億円を手にしています。
短期間のうちに日本記録が更新されたことで、
いよいよ男子マラソンも新時代に突入しました。
女子マラソンに目を向けてみると2002年の野口みずき選手以降、
日本記録が更新されていませんので、そろそろ
頑張って欲しいものです。
さて、別府大分毎日マラソンは、高低差も少なく、
海風が厳しいものの、好記録が期待できるコースですが、
未だにここで日本記録が更新されていません。
本気で1億円を狙うのであれば、こういったコースを選ぶのも
一つの方法ですが、実は開催時期に問題があります。

別府大分毎日マラソンは2月の第1週に開催されますが、
最終週には東京マラソンが開催するため、有力な選手がそちらに
流れていることもあげられます。
こういった状況の中、別府大分毎日マラソンが東京マラソンと並んで
2020年夏季オリンピック代表選考の統一レース
「MGCシリーズ対象レース」に選ばれています。
このことで、有力選手が別府大分毎日マラソンへ参加することが
予想されますので、好記録に期待したいですね。
【追記】
2020年別大マラソンは 第96回箱根駅伝(2、3日)の4区で
区間新記録をマークした青学大の吉田祐也(4年)が
出場しますので要注目ですね!
2、3年時にはチーム11番手で、あと一歩で箱根駅伝出場を逃した
吉田祐は万感の思いを込めて4区に出走した。
今回大会の2区で区間新記録を打ち立てた
東洋大の相沢晃(4年)が前回大会でマークした
1時間54秒の区間記録を24秒更新する1時間30秒で走破。
チームを首位に導き、2年ぶり5度目の総合優勝の
立役者となりました。
2003年びわ湖で中大の藤原正和(現監督)がつくったマラソン
日本学生記録(2時間8分12秒)にどこまで近づけるか。
本人の目標は2時間10分との事です。
新春の箱根路を沸かせた22歳が注目ですね!
【追記】
青学大の吉田祐也選手が全体で3位、日本人1位の
2時間8分30秒で走りました。
男子マラソンに新星が現れましたね!


まとめ
別府大分毎日マラソンでは、主催者側からの賞金はありませんが、
日本実業団陸上連盟が主催する「Project EXCEED」から
褒賞金が贈呈されます。
とりわけ、日本記録を更新するとランナーには1億円といった
高額な報奨金が贈呈されますから、
モチベーションアップにつながります。
こういった強化策が実施される目的は、
ひとえに2020東京オリンピックで
日本人ランナーがメダルを獲得することです。
別府大分毎日マラソンは、その統一レース
「MGCシリーズ対象レース」に選ばれています。
ぜひとも、日本記録を更新し、賞金を手にするランナーが
生まれることを期待したいものです。
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