東京マラソンの優勝賞金はいくら？高額賞金はどこから出てる？

東京マラソンの賞金はいくらでどこから出ているのか非常に興味深い話題ですが、
上位入賞者には主催者から賞金が出されます。
また、これとは別に2015年からは、日本記録を樹立した選手に対して、
日本実業団陸上競技連合が報奨金1億円を授与していましたが現在はありません。

さて、東京マラソンは2002年からスタートして2013年には
ワールドマラソンメジャーズに加入し、世界的にも認知度が高いマラソン大会です。
また、高額賞金が授与されることでも有名で世界各国から有力選手が参加しています。
そこで、東京マラソンの賞金がいくらでどこから出ているのか、深掘りして見ます。

東京マラソンの賞金が高額である理由とは？

東京マラソンは賞金が高額であることで有名ですが、その金額は順位や記録によって
細かく決められています。
さらに、世界記録や日本記録を達成すると、これに加えて賞金が授与されます。

1位から10位までの賞金は次のとおりです。

世界記録を樹立すると、30,000,000円（男女1位のみ）が別に授与されます。
日本記録を樹立すると、5,000,000万円（男女１位のみ）が別に授与されます。
また、2015年から日本記録を達成した場合、日本実業団陸上競技連合から
報奨金1億円が授与されていましたが現在はありません。

一般的に、日本国内で陸上競技は儲からないと言われており、
事実、国内では賞金が出ないレースも少なくありません。
ところが、東京マラソンの高額賞金が注目されると、世界の有力選手が
参加することが増えてきました。

こういった高額賞金を打ち出した背景には、東京マラソンを世界的に
認められる大会にしたいとの強い願いがあったことが推測されます。
「東京国際マラソン」（男子）、「東京国際女子マラソン」
及び「東京シティロードレース」です。

これらを統合して「ニューヨークシティマラソン」や
「ロンドンマラソン」、「ボストンマラソン」に匹敵するレースにするために、
賞金をアップして有力選手を招聘することが必要でした。
また、有力選手が参加することで、日本人選手の底上げになることは言うまでもありません。

東京マラソンの賞金と東京オリンピックの関係とは？

東京マラソンで好成績を残すと高額賞金が授与され、
さらに世界記録や日本記録を打ち立てると、高額の賞金を手にできます。
これは、東京オリンピックに向けてメダルが獲れる日本人選手を
育成することを最大の目的としていました。

そのため、主催者からではなく日本実業団陸上競技連合から賞金が出されており、
Project EXCEEDと呼ばれています。
Project EXCEEDは2015年からスタートしていますが、
東京マラソン2018でホンダの設楽悠太選手が獲得しています。

また、設楽悠太選手だけでなく、所属チームにも5,000万円が授与されていますから、
チームの強化にも貢献したことになります。
設楽悠太選手は双子の兄、設楽啓太選手とともに、箱根駅伝では
東洋大学の主力選手として活躍しました。

「駅伝が日本のマラソンをダメにした」という人もいますが、設楽悠太選手は、
見事にこういった意見に打ち勝ったことになります。
設楽悠太選手は東京オリンピックには出場する事はできませんでしたがこれからも
活躍する選手である事は間違いなさそうです。

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まとめ

東京マラソンで優勝すると1,000万円の高額賞金を手にできるほか、
日本記録を樹立すると1億円の報奨金が授与されていました。
このように東京マラソンは、賞金が高額であることでも知られていますが、
その背景には東京オリンピックが大きく関わっています。

まず、賞金を高額としたことで有力選手が参加しやすくなり、東京オリンピックの
招聘がアピールに成功しました。
そして、現在では東京オリンピックでのメダル獲得に向け
日本記録を樹立した選手には１億円の報奨金が用意されていました。