朝顔に種ができないのは大半が花柄摘みが原因であり、正しく対処すれば種を収穫する
ことはできます。
ただし最近では品種改良や住宅事情もあり花柄摘み以外の原因を推測することも必要です。
そこで朝顔の種ができない原因、種ができやすくなる対処法や育て方について解説します。
朝顔の種ができない原因とは?
朝顔は春に種まきを行い、花が枯れば種ができるサイクルを1年ごとに繰り返します。
植物は必ず自らの子孫を後世に残そうとしますから、
正常なサイクルが保たれれば、必ず種はできる仕組みになります。
つまり、種ができないとなれば、このサイクルに異変が生じていることになりますから、
その原因を探る必要があります。
朝顔の種の場合であれば、花摘みがその原因であることが大半だと考えられます。
花柄摘みとは枯れた花を摘み取ることですが、種の元である子房まで摘み取っている
可能性があるのです。
特に子供たちが朝顔を育てていると枯れた花を見るとすぐに花柄摘みしがちですが、
これでは種はできません。
通常、朝顔の雄しべは花が咲いた時点では雌しべよりも短い状態にあります。
ところが花がしぼむ頃には雄しべが雌しべに届くくらいに伸びるので、自然に受粉されます。
したがって、自然と受粉されることで子房が膨らみ種ができるようになるのです。
朝顔の種を収穫するなら、花が枯れても当面はそのままにしておいて、
花が落ちるのを待ちましょう。
朝顔の種ができない場合の対処法とは?
朝顔の花が枯れた後、花柄摘みせず放置しても種ができない場合、
それ以外の原因が考えられます。
その原因の一つに種ができにくい品種であることが上げられます。
朝顔はより大きくな花を求めて品種改良が進んでいますが、それを重ねるごとに
種はできにくくなります。
花の大きさが14cmを超える大輪系の朝顔であれば特にその傾向が強くなります。
もちろん、全く種ができないといったことはありません。
まずは、栄養分を行き届くよう水やりや肥料を適正に与え、
摘芯を行うなどして大切に育てます。
その上でできた種を大切に栽培することが賢明です。
最近の住宅事情に問題があることも考えられます。
例えばマンションなどの密閉性が高い空間は温度が高くなりすぎますから
朝顔には不向きです。
日中の気温が常時25℃を超えるようであれば、直射日光を避け換気をこまめに行います。
水やりは土壌の湿り具合を確認しながら朝夕与えますが、夕方は液体肥料に代えるのも有効です。
マンションなどであってもしっかりと育てば、花が枯れた後に種は収穫できます。
朝顔の種ができない場合、最も多い原因が種ができる前に花柄摘みをしてしまうことです。
朝顔の種を収穫するなら、花柄摘みは行わず、花が落ちるのを待ちましょう。
花柄摘み以外の原因では、品種改良によって種ができにくい品種であることが考えられます。
特に14㎝を超えるような花が咲く品種であれば、種ができにくいようです。
しかし、全くできないわけではありませんから、しっかりと育てて少量でも種が
できるのを待ちましょう。
住宅事情の面でいうと、密閉性が高いマンションは朝顔には不向きです。
ただし、気温が25℃を超えないよう直射日光を避け、換気をこまめに行うことで
対処することは可能です。
朝顔の他の詳しい情報の記事は下記をご覧下さい!
まとめ
この記事では朝顔の種ができない原因と対処法とは?収穫できる?と題しまして
ご紹介してきました。
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