東京マラソンの賞金には金額の上限なく税金がかかります。
東京マラソンは非常に賞金が高額であり、海外の有力選手も数多く招聘されています。
優勝すると1,100万円の賞金が授与されますが、順位に応じても賞金が授与され、
10位でも10万円の賞金が授与されます。
さらには、日本記録や世界記録を樹立した場合には、ボーナスも支給されます。
こういった賞金に税金がかかるのは少し意外に思われますが、どのくらいの税金が
かかるのか調べてみました。
東京マラソンの賞金にかかる税金とは?
東京マラソンは、順位に応じて10万円から1,100万円の賞金、さらには世界記録で3,000万円、
日本記録で500万円の賞金が授与されます。
また、東京オリンピックへの強化策として、日本記録を樹立した選手に対しては、
日本実業団陸上競技連合から報奨金1億円が授与されます。
追記 現在では報奨金1億円が授与はなくなっております。
つまり、東京マラソンで日本人選手が世界記録を樹立して優勝すると
高額な賞金を手にすることになります。
例えば、東京マラソンで1億円の賞金を獲得したとするとプロ選手とアマチュア選手では
税金の金額が異なります。
プロであれば、所得税及び復興特別所得税と住民税を合わせて、単純計算だと
5,000万円前後の税額になります。
アマチュアであれば、所得税及び復興特別所得税と住民税を合わせて、
単純計算だと2,200万円前後の税額になります。
もちろん、賞金の金額によって税額は大きく変動しますが、
いずれにしても大きな金額が税金として徴収されることになります。
東京マラソンの賞金がプロとアマで異なる理由!
東京マラソンで賞金を獲得すると、プロ、アマ問わず大きな金額が税金で
徴収されることになります。
プロとアマとでは税率が大きく異なりますが、
プロは事業所得、アマは一時所得に計上されることが大きな理由です。
特にプロ選手の場合、東京マラソンの賞金は一時所得に区分されますから、
例えば1億円の賞金だと50%前後が税金として徴収されます。
これは、マラソンに限らず他のスポーツにも共通することですが、
それでもプロ契約を結ぶ選手が増えています。
その理由は様々な試合に出場する際の契約料やテレビやCMへの出演料、
スポンサーとの契約料などが格段に異なるからです。
また、賞金についても事業所得に計上される中で、
様々な節税対策ができますから、実際には税額を圧縮することが可能です。
ちなみにスポーツにかかる賞金で唯一税金がかからないのが
オリンピックでメダルを獲得した際の報奨金です。
オリンピックでメダルを獲得した場合、JOCから報奨金が交付されますが、
金は300万円、銀は200万円、銅は100万円まで非課税となります。
東京マラソンにしてもオリンピックにしても上位に入賞するのは並大抵ではないことです。
その選手から税金を徴収するわけですから、国には大切に税金を使ってほしいものです。
東京マラソンの他の詳しい情報の記事は下記をご覧下さい!
>>東京マラソンの優勝賞金はいくら?高額賞金はどこから出てる?
>>東京マラソンにおけるペースメーカーの報酬はどのくらいなのか?
まとめ
東京マラソンにおける賞金には、所得税及び復興特別所得税と
住民税といった税金がかかります。
税率については、プロアマの違いや賞金の金額によって異なりますが、
プロ選手の場合獲得賞金の50%前後が税金になる場合も想定されます。
東京マラソンに限らずスポーツ選手の賞金については、オリンピックを除いて
課税対象となっています。
それだけに、国には税金をスポーツの復興など有意義なものに使ってほしいものです。
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