びわの種まきはだんだんと暖かくなってくる4月か5月が最適な時期です。
5月上旬から6月末が収穫時期となるびわは、上品な甘さと適度な酸味が
魅力の果物です。
温暖な気候でしか育たないびわは、国内では千葉県以西でしか
栽培されていません。
そのためびわを育成するのは難しいといった風潮もありますが、
決してそうではありません。
そこで、びわの種まきや上手な栽培方法についてわかりやすく解説します。
びわの種まきに最適な時期とは?
びわは冬に花が咲く植物なので、暖かくなる4月から5月に種まきを行うのが最適です。
中国で生まれたびわは、国内では江戸時代末から本格的な栽培が始まり、
現在では約15品種があります。
果実の収穫時期は品種にもよりますが、5月が頃から始まり、6月中旬にピークを迎えます。
温度に敏感なびわは年平均気温15度以上に加えて、最低気温がマイナス5度以下にならない
場所で栽培します。
つまり、びわは温暖な気候のもと、1年のうちで2カ月弱しか収穫できない果物なのです。
こういったことから、びわの栽培は難しいといったイメージが定着しているのです。
しかし、実際には剪定や害虫対策といったプロセスを丁寧に踏んでいけば、
比較的簡単に栽培できます。
実際に栽培を始めるにあたっては、栽培しようとする場所の気候を考慮して
品種を選ぶ必要があります。
比較的温暖な地域であれば、寒さに強いクイーン長崎、房州びわの大房がおすすめです。
また、びわの種ですが、びわを食べる際に取り出した種でも栽培は可能です。
その際は種を洗って、実や芯をきれいに洗い流して種まきをすることが大切です。
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びわの種まきと栽培における注意点とは?
びわの実から種を取り出して種まきをするには、土壌に3cm程度の穴を掘って、
そこに埋め込みます。
種だと芽が出るか不安であれば、びわの苗木から育てる方法を検討すると良いでしょう。
ホームセンターなどで販売されている苗木であれば品質も高く育ちやすいのが特徴です。
苗木は春頃に販売されていますから、一冬成長するのを待って
3月頃に50cm程度の穴を掘り、そこに移し替えると良いでしょう。
その後、びわは8年ほどかけて大きく成長していきます。
手間をかける部分は多くなく、基本的には剪定と水やり害虫対策を丁寧に行うだけです。
その年に伸びた枝にびわの実はつきますから、植え付けて3年から5 年を
目処に剪定を行います。
時期はびわの花が咲く2月から3月頃が適しており、古くて状態の悪い枝を剪定します。
その時、枝が密集して陽当たりを邪魔する枝は間引いておきます。
水やりは、日差しが強く、土壌が著しく乾燥した場合に行うだけで問題ありません。
害虫対策は、剪定さえ行っておけば神経質になる必要はありません。
気になるようであれば、ホームセンターなどで販売されている
防虫剤を利用すると良いでしょう。
びわの種まきは、4月から5月が適しており、びわを食べる際に取り出した種でも栽培できます。
びわの種まきにおける注意点は、温暖な場所で栽培することです。
種まきに際しては、土壌に深さ3㎝程度の穴を開け、そこにびわの種を埋め込みます。
発芽して大きくなったら、剪定を行うとともに、害虫対策を行いましょう。
また、水やりについては、土壌が乾燥した際に行えば問題ありません。
つまり、びわは種まきの後、手間があまりかかりませんから、
非常に栽培しやすい果物だと言えるのです。
びわの他の詳しい情報の記事は下記をご覧下さい!
まとめ
この記事ではびわの種まきに最適な時期と注意点とは?知ってるだけで大違い!と
題しましてご紹介してきました。
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