路面凍結となる条件には、気温や場所などがありますが、
路面が濡れていることが、絶対条件となります。
通勤やレジャーなどでバイクや自動車を使用する場合、
路面が凍結していると、バランスを失いスリップしやすくなります。
こういったリスクを回避するには、日頃から路面凍結時の対策を
考えておくことが必要です。
そして、何より路面凍結の条件を理解し、気象条件や路面温度を予測して
適切な対策を講じることが、安全運転につながるのです。
路面凍結の2つの条件とは?
路面凍結になってしまう大きな条件は2つありますが、最も大きなポイントは
路面が濡れているか否かです。
存知だと思いますが氷は水が凝固したものです。
路面に水分が残っていないと、いくら気温が低くても路面凍結は発生しません。
したがって、雨が降った翌日は、路面が乾いていませんから、路面凍結の可能性は
高いと言えます。
積雪時にはすぐには路面凍結になると考えがちですが、実はこれは違っているのです。
地面に降り落ちた雪が水滴となって、路面温度が低下することによって、
はじめて凍結が始まるのです。
加えて路面が濡れているのみならず、路面凍結には路面温度も大きな条件とになります。
水は基本的に0℃を下回ると、凍結が始まりますから、気温が0℃になると凍結が
始まると思いがちです。
実はこのことも、大きな間違いで、あくまでも路面温度が0℃以下であることが
凍結の条件になるのです。
ですから気温が0℃を上回っていても路面凍結は始まるという事になります。
そして、気温と路面温度の差を把握しておく必要があります。
基本的に気温は、地面から1.5mの高さの温度を図りますから、
路面温度は3℃程度低くなります。
結果的に、気温が3℃を下回るようであれば、路面凍結が始まると考えて良いでしょう。
結論的には、路面凍結を予測するには、雨の翌日など路面が濡れる状況があるか、
また、路面温度が0℃を下回る要因があるかを正確に見極めることが大切です。
路面凍結を引き起こしやすい場所とは?
路面凍結を注意しなくてはならない場所としては、陽の当たらない場所ですね。
橋の上やトンネルの出入り口などが要注意です。
路面凍結は、路面が水で濡れており、路面温度が0℃下回ることを条件に
引き起こされます。
橋の上は、とても風通しが良いですし、その下に流れる水面も冷え切ってしまうと、
路面に熱が溜まりにくくなるため、路面凍結の条件を簡単に満たしてしまうからです。
そしてトンネルの出入り口付近は、冷たい風が入りやすいですし、
吹きさらしになるので、路面温度は想像以上に低くなります。
加えて、トンネル内は陽が当たりませんので、走行する車が落とした雪や水滴のせいで、
路面が凍結しやすくなります。
この他にも大きな建物に挟まれ、日頃から陽が当たらない場所では、
ビル風の影響もあり路面凍結が起きやすくなります。
ここで注意しておかなければいけないのは、気温と路面温度の差が想像以上に
大きいことです。
本来であれば気温と路面温度の差は1〜3℃程度ですが、上記の場所では、
その差が大きくなり、気温にばかり気を取られていると、思わぬスリップ事故を
引き起こすのです。
従いまして、橋の上やトンネルの出入り口を含む普段から陽の当たらない場所では、
外気温に関係なく、路面凍結に注意して運転することが重要になります。
路面凍結の条件は2つあり、路面が濡れていること、路面温度が0℃下回ることです。
そして、気温と路面温度は混同しがちですが、路面温度は気温よりも3℃程度
低くなることを忘れてはいけませんね。
加えて、注意しなければいけないのが、橋の上やトンネルの出入り口、
日頃から陽の当たらない場所です。
上記は、気温と路面温度の差が3℃以上となりますから、気温に惑わされず、
適切な対応を行うことがポイントになります。
路面凍結時に車やバイクを運転する場合には、こういった路面統括の条件を理解して
適切な対策を講ずることが大切です。
路面凍結の他の詳しい情報の記事は下記をご覧下さい!
>>路面凍結時に慌てないノーマルタイヤ対策とは?どうしたらいい?
>>雪道をノーマルタイヤで走行する限界とは?上り坂や事故は大丈夫?!
>>路面凍結の運転注意点!スタッドレスとチェーンのどちらを選ぶのが正解?
まとめ
この記事では路面凍結となる条件って何?気象条件や路面温度がポイント?と
題しましてご紹介してきました。
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