カーリングのルールにおいて、基本となるエンドとはゲームの中での
一つの区切りを指します。
野球で言えばイニング、ボーリングで言えばフレームに
当たるものがエンドとなります。
ただし、カーリングが他のスポーツと異なるのは、エンドでは得点を
上げるか0点になるのかのどちらかしかないことです。
つまり、いくらハウス(的)付近にストーンを残していても、
得点とならない可能性があるのです。
カーリングでは10エンドを行い、各エンドでの得点の合計で勝敗を決します。
したがって、エンドをいかに制するかが大きなポイントとなるのです。
カーリングのルールにおけるエンドの意味とは?
カーリングのルールにおいてエンドは、ひとつの区切りとして数えられ、
1ゲーム10エンドで競われます。
1チーム4人編成で、1エンド中に投げれるストーンは、
一人2球ですから各エンドで、1チーム8球投げることができます。
各チームはハウスに向かって投球し、8球を投げ終わった後、
最もハウスの近くにストーンを置いたチームにハウス内のストーンが
得点として数えられます。
すなわち、いくらハウス内にストーンを置いても、相手のストーンが
より中心にあれば得点とされず、そのエンドは0点になってしまうのです。
これを10回繰り返して勝敗を決めるので、自ずと試合時間は長くなり、
平均で2時間30分程度、3時間を超えることも少なくありません。
したがって、カーリングにおいては、いかにエンドを取っていくかが
重要となり、単に投球を繰り返すだけでなく、戦術を駆使した投球が
必要になるのです。
カーリングのルールにおけるエンドの役割とは?
カーリングでは、各エンドで得点したチームが次エンドの先攻とするルールが
あります。
カーリングはハウスの中心にストーンを置くことで得点になりますから、
先攻よりも後攻が圧倒的に有利になります。
もしも、先攻と後攻を固定してしまうと、最初から勝敗が見えてしまうので、
上手く入れ替わることができるよう、このルールが採用されています。
簡単に言うと、カーリングではわずかエンド内で得点を高めるかのみならず、
次エンドの先攻・後攻も思考ながら作戦作りをするという意識が必要だと
断言できます。
さらに、カーリングではフリーガードゾーンルールが適用されています。
これは、各エンドにおいてガード(1人目)が2投目までに、
フリーガードエリア内のストーンを弾き出してしまう部分を禁止した
決まりとなります。
これも先攻の優位性を抑えるもので、2投目までに後攻がストーンを
弾き出してしまうとゲーム性が失われることを避けるためです。
このようにカーリングでは、エンド内に様々なルールを設けることで、
ゲーム性を高めるとともに、様々な戦術が必要となります。
したがって、カーリングにおけるエンドは単なるゲーム中の区切りでなく、
勝敗につながる大きな役割があるのです。
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まとめ
カーリングにおけるエンドとは1ゲーム中の1つの区切りを表し、
10エンドで勝敗を決します。
すなわち野球ではイニング、ボーリングではフレームと
同等の意味となります。
しかしながら、カーリングではエンドを取ったチームが
次エンドでは不利な先攻となるルールが適用されています。
つまり、カーリングでエンドとは単なる区切りではなく、
勝敗に直結する重要な役割を担っています。
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