カーリングのストーンの大きさが重要な理由とは?素材についても詳しく!

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カーリングのストーンの大きさは、外周91.44cmと決まっており、
これを上回るものは使用することができません。
カーリングは氷上のチェスと呼ばれており、ストーンの位置で勝敗が決します。

 

そのため、ストーンの大きさはとても重要なポイントであり、
公平性を期するためにも大きさが決まっているのです。

カーリングのストーンの大きさと優位性とは?

カーリングにおけるストーンの大きさの詳細は次のとおりです。

 

外周 91.44cm以=36インチ以下
高さ 11.43cm以上=4.5インチ以上
重さ 17.24~19.96kg=38~44ポンド

 

なお、外周が91.44cmの時、直径は29.12cmとなります。
カーリングは、ハウスと呼ばれる的の中心にストーンを置いたチームが得点します。
したがって、ストーンの大きさはとても大切な要素の一つですから、
厳しくルールが決められています。

 

さて、ストーンの大きさは基準内でギリギリまで大きくするのか、
それとも小さくするのが優位なのか気になるところです。
ハウスの中心にストーンを近づけたいなら基準いっぱいの
大きさにしたいと思いがちです。

 

しかしながらその分ストーンの表面積は大きくなりますから、相手に弾かれやすくなります。
カーリングは、単にハウスに近づけるだけでなく、相手のストーンを弾くことも
大きなポイントです。
併せて、相手のストーンから守るためにガイドを置くことも戦術としてはとても重要です。

 

そうなると、小さいストーンよりも大きいストーンの方が優位になります。
すなわちストーンの大小は、それぞれメリットとデメリットがあるので、
どちらとも言えないのです。

カーリングのストーンで大切なのは大きさだけでない!

カーリングにおいてストーンの大きさは重要な要素の一つですが、大きさだけ問題ではありません。重さや材質・表面の滑りやすさなど、様々な要素が重なり合って、選手にマッチする
ストーンが出来上がるのです。

 

ストーンに関するトピックとして思い起こされるのが平昌オリンピック大会中に
ストーンが研磨されたことです。

これは、オリンピック期間中に外国人選手から、曲がりがおかしいとクレームが付き、
急遽、研磨されたのです。

 

もちろんストーンの大きさが変わるものはありませんが、滑り方や曲がり方が
変わってしまいます。
研磨される前まで日本女子チームは好調でしたが、研磨後は調子を崩してしまい
メダルには届きませんでした。

 

ちなみにカーリングで使われるストーンは個人のものではなくて、会場のものを使用します。
その点では、研磨があったとしても公平性は保たれています。
しかしながら、一部の選手のクレームでストーンを研磨することには、
賛否両論であったことは言うまでもありません。

カーリングのストーンの材質は?

カーリングのストーンの材質はスコットランドにあるアルサクレイグ島で採取される
ブルーボーン花崗岩です。
単なる花崗岩でなく、アルサクレイグ島でしか採取できない花崗岩であることが
とても大きなポイントです。

 

カーリングは氷の上でストーンを滑らせて、ハウスに近づけることで競うスポーツです。
戦術が非常に大切になることから、氷上のチェスとも呼ばれていますが、
それを可能にするのがストーンの滑り具合です。
それだけに様々な試行錯誤の結果、アルサクレイグ島の花崗岩に辿り着いたのです。

カーリングのストーンで使われる材質とは?

カーリングのストーンの材質である花崗岩は御影石とも呼ばれ、磨くと滑らかになり、
手触りが良いのが特徴です。
カーリング使用されるものは、スコットランドにあるアルサクレイグ島で
採取されるブルーボーン花崗岩に限られます。

 

カーリングでは各チームが1エンドで8回ショットしますから、
1ゲームで16個必要となります。
今やカーリングは世界中で親しまれていますから、必要とするストーンは莫大な数になります。

 

ブルーボーン花崗岩の特徴は、鉱物粒子が非常に細かく強度と均質さに優れていることです。
さらに、カールの仕方も他の花崗岩では真似できないとされています。
つまり、氷上での滑り具合や曲がり具合を勘案すると、他の地域で採取されたものでは、
対応できないのです。

カーリングのストーンで使われる材質が希少な理由とは?

カーリングで使用されるストーンの外周は91.44cm以下、高さ11.43cm以上、
重さ17.24~19.96kgです。
これだけの、大きさのものをブルーボーン花崗岩から作り上げるのですからとても
大きな石が必要になります。

 

したがって、アレサクレイグ島のブルーボーン花崗岩は非常に希少価値の高いものです
そのため、アルサクレイグ島では資源保護の観点から20年に1度しか採石が行われて
いないのです。

 

最近では2002年に採石が行われましたから、次回は2022年まで採石が
行われないことになります。
そこで気になるのが、ストーンの値段ですが、1個当たりの約10万円です。

 

ストーン1個が10万円と聞くと高いと感じるかもしれませんが、
その希少性から考えるとむしろ安価だと言えます。
ちなみに国際大会で使用されるストーンは個人のものではなく、会場のものが使用されます。

 

より公平性を保つには良い方法ですが、選手からすると短期間で
癖をつかまなくてはなりません。
また、平昌オリンピックでは一部選手のクレームにより、ストーンが研磨される
措置が取られました。

 

そのため好調だった日本チームは一気に調子を崩してしまい、メダルに届かない事態に
陥りました。
これもカーリングの難しさであり、乗り越えていかなければならない、世界の壁なのです。

 

カーリングの他の詳しい情報の記事は下記をご覧下さい!

まとめ

カーリングにおいてストーンは勝敗に大きく影響します。
そのため、ストーンの大きさは、外周が91.44cmに決められており、この時直径は29.12cmです。
平昌オリンピックでは、大会途中でストーンが研磨される事態が発生しました。

 

研磨によって、ストーンの大きさが変わるものではありませんが、滑り方や曲がり方が
変わってしまいます。
この一件で日本女子チームは調子を崩してしまい、メダル獲得には至りませんでした。

 

すなわちカーリングのストーンは、大きさも大切ですが、重さや材質、表面の
滑りやすさも大切な要素なのです。
カーリングで使われるストーンの材質はスコットランドアレサクレイグ島の
ブルーボーン花崗岩です。

 

ブルーボーン花崗岩は他の花崗岩と比較すると鉱物粒子が非常に細かく強度と
均質さに優れています。
カーリングで使われるストーンの材質はスコットランドアレサクレイグ島の
ブルーボーン花崗岩です。

 

ブルーボーン花崗岩は他の花崗岩と比較すると鉱物粒子が非常に細かく強度と
均質さに優れています。

 

そのため、氷上で滑らかな滑りを得るには最適な材質なのです。
ただし、ブルーボーン花崗岩は、資源保護の観点から20年に1度しか採石されない、
とても希少な材質なのです。

 

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