カーリングの靴底は左右で役割が異なるため、片方は滑りやすい素材、
もう一方は滑りにくい素材で作られます。
これは、カーリングの試合において氷上を「滑る」「蹴る」
といった対照的な動作を必要としていることに関係しています。
そのため、両方とも同じ性質だと、満足できるパフォーマンスが得られなくなります。
そこで、対照的な素材を使用してカーリングの試合に適した靴を使用しているのです。
カーリングの靴底が左右で異なることのメリットとは?
カーリングの靴は左右で「滑りやすい素材」と「滑りにくい素材」といった
対照的な素材で作られています。
ちなみに、滑りやすい方はテフロンやステンレススチールといった素材が
使われています。
一方、滑りにくい方は軟質なゴムが使用されることが一般的となっています。
こういった、靴にする理由には、カーリングで選手が求められる「動き」にあります。
カーリングは4人のチーム編成で、ショット、スウィープ、スキップの役割があります。
とりわけ、ショットは実際にストーンをハウスに投げ込み、スキップの要望に応える
必要があり、とても大切な役割です。
テレビでカーリングを観戦しているとショットが膝を立て、上体を低くくしてストーンを
投げ込んでいるのが映し出されます。
このとき、氷上を滑りながらストーンをタイミングよく投げ込むことが重要になりますが、
この動きこそ「靴」に関係しています。
つまり、膝を立てた方を滑りやすくし、もう一方の足は滑りにくくして氷上を
蹴りやすくすることで、ショットが安定するのです。
カーリングの靴底の左右で異なる役割とは?
カーリングで使用する靴は左右で別々の特性を持たせることで、ショット時のフォームの
安定に役立っています。
つまり、右手でショットする選手は、左足が滑りやすくなっており、
左手でショットする選手は、右足が滑りやすくなっています。
さらに、左右非対称の性質をもった靴はスウィープの際にも大きな役割を担います。
スウィープとはブラシで氷上を掃くことで、ストーンの方向や位置をコントロール
することを指します。
そのため、氷上を素早く動きつつ、しっかりと踏ん張って氷上を掃くことが必要なのです。
カーリング用の靴であれば、片方でうまく滑りながら移動し、もう一方で、
力強く踏ん張って掃くことが可能となります。
もちろん、カーリングで使用する靴は、慣れるまでが大変ですが、慣れてしまえば、
大きな武器になるのです。
カーリングの靴は左右で性質が異なり、一方は滑りやすくなっており、もう一方は
滑りにくくなっています。
このような仕組みにするのは、ショットの際に片方の足で氷上を蹴り、
もう一方の足で滑る必要があるからです。
また、スウィープの際には、素早くストーンの軌道に沿って動き、ブラシで力強く
氷上を掃かなくてはなりません。
そのためには、両方とも同じ性質では、カーリングの動きについていけません。
つまり、カーリングの靴底は左右に別々の性質を持たせることで選手の
強い味方になるのです。
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まとめ
この記事ではカーリングの靴底の仕組み!左右で別々の性質を持っている理由とは?と
題しましてご紹介してきました。
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